「出前講座」で「国際理解」の授業を


  3月17日、練馬区立豊玉東小学校の5年生55名に対し、「国際理解」のテーマで話をして欲しいという要請があり、エスペラントの話もしてきました。
  もともとは、小林 司さんと私が練馬区のボランティア・サービスである「出前講座」に登録していた「国際交流は英語だけでよいのか」というのを担当の三宅先生が見たからです。
4月からは「総合的な学習の時間」に「国際理解」というテーマで取り組むので、その導入として、話をして欲しいとの事でした。時間は午前中の1時間半で、コンピューター・ルームで行なわれ、プロジェクター、パソコンも利用することが出来ました。
  まず、小林さんが韓国やアメリカ、ドイツ、韓国で言葉の点で困った経験、その時に助けになったエスペラントを話せる人の話など、言葉が重要であること、習慣というのは国により違い、これらを尊重することが必要などと話し、プロジェクターでこれに関連するスライドを10枚ほど見せて、児童が退屈しないようにしました。
  その後、私と小林さんで全員に配布した、沼津エスペラント会の児童向けのパンフ「地球語エスペラント」、小林さんが手作りした世界20ヶ国ほどの "Mi amas vin" に当る言い方を記載した資料、昔の文部省「中等国語」に載った「国際語」のテキスト、ブリタニカの「エスペラント」の説明、について簡単に説明をし、「地球語」に載っているあいさつを声に出して読んでもらいました。その後でテープに録音したポーランド放送、中国国際放送、ローマ法皇のあいさつを聞いてもらい、この録音の中に saluton や bonan vesperon が出てくるのを確認してもらいました。
  次に、エスペラントの授業の写真などがある、八王子第十小学校・入田中学校・篠栗中学校・亀岳中学校など全国の小中学校のホームページを紹介。コンピューターは有線テレビのネットで接続されており、表示もスムーズでした。これをプロジェクターで表示しましたが、このホームページには生徒も関心を示していました。最後に質問、補足説明で終了。
  先生の話では生徒も興味をもったのではないか、とおっしゃっていました。
なお、企画した三宅先生は以前、あるエスペランチストと交流があり、エスペラントのことも知っていたのと、出前講座が目に止まったことがこの授業の契機となったようです。
  その後、生徒が書いた感想文を見せてもらいましたが、「国際理解が初めて分かった」、「salutonを覚えた」とか「いつかエスペラントを習ってみたい」とか書いてありました。
  あまり「エスペラント エスペラント」と叫ぶのではなく、「国際交流」というのを表に出していたことがよかったのかもしれません。
  その後の展開としては、フランスと児童画の交換が予定されています。                  (以上)


インターネットで紹介したホームページ

西多摩エスペラント会 
    http://www.bongo.ne.jp/~teg/nisitama
学校へ緑の風を!
    http://www.bongo.ne.jp/~teg/nisitama/midori.htm
エスペラント動物カルタ
    http://www.bongo.ne.jp/~teg/karto/animalo/page0001.htm
エスペラント果物カルタ
    http://www.bongo.ne.jp/~teg/karto/frukto/page0001.htm
「スペースアルク世界のことば」 
http://home.alc.co.jp/db/owa/reloc?genre_i=006&code_i=006013008&url_i=http://www.alc.co.jp/mlng/wlng/index.html
八王子第十小学校
    http://homepage2.nifty.com/daijusho
徳島県 イランのレザさんがやってきた(入田中学校)
    http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Forest/1665/sougoutyu.html
福岡 ささぐり町〜篠栗中3年生〜
    http://www.town.sasaguri.fukuoka.jp/index_topic_20020214_esuperanto.htm
Bonvenon al nia bela hejmloko "Tashiro"
    http://www.rnac.ne.jp/~kigaku/esperantos.htm
岩手県 亀岳中学校(上記のホームページ)
    http://www.rnac.ne.jp/~kigaku
日韓中青年エスペラント合宿
    http://hp.vector.co.jp/authors/VA013417/jej/ks_j.htm
八ヶ岳エスペラント館
   http://www4.vc-net.ne.jp/~klivo/domoj/yatsu.htm
地球語 エスペラント すぐにわかる パンフレット講座 (WEB版)
    http://www2.tokai.or.jp/esperanto/syotyu.html
日本エスペラント学会
    http://www2s.biglobe.ne.jp/~jei/esperanto.html
希望(きぼう)する人−ザメンホフ伝−
    http://www2s.biglobe.ne.jp/~jei/ponto/zamenhof/esperanto3.htm
ポーランド紀行
   http://homepage1.nifty.com/aoyama-t/pollando.htm


児童に配布した資料

・地球語エスペラント・小中学生版(製作:沼津エスペラント会)
・23ヶ国語での "Mi amas vin" に当る言い方を記載した資料
・昔の文部省発行の教科書「中等国語」に載った「国際語」のテキスト
・「ブリタニカ国際大百科事典」の「エスペラント」の説明


児童が書いた感想文いくつか

◆先日は国際理解の話をして下さってありがとうございました。僕は小j林さんが話してくれるまで、国際理解とは何か知りませんでした。外国のあいさつの中には舌を出したりするのがあって、国によって違うことが分かりました。インターネットを使つた青山さんの話はすごく楽しかったです。最後になりましたが、国際理解とは人と人が通じ合うことだと分かりました。本当にどうもありがとうございました。(S.Y)

◆先日はお忙しいところ、来ていただきありがとうございました。国際理解とは外国の人と食事や話をするだけなのではないということが分かりました。あいさつのやり方が国で違うということも分かりました。そして、人が自分にやったあいさつは同じように相手に返さないと失礼になるんだと思いました。それから、小林さんはエスペラントで何回も命拾いしていると聞いてびっ〈りしました。僕がエスペラントで一番覚えている言葉は「サルートン」です。本当にありがとうございました。(H.S)

◆昨日はどうもありがとうございました。僕は最初、エスペラントって何だろうと思っていました。でも、小林さんが教えて下さったので分かりました。小林さんはいろんな国へ行ったと聞いて、僕はスゴイと思いました。言葉は国際共通語で話しているということが分かりました。僕は世界には186の国しかないのに、言葉は8000種類もあるということが分かったので、ちよっとビックリしました。国際共通語で、「サルートン」というと,「やあ」という意味だということも分かりました。僕は国際共通語に興味を持ったので調べてみようと思いました。最後になりましたが.国際理解とは他の国と仲良くなるためにあることが分かりました。(I.S)

◆この間はありがとうございました。国際理解とは外国の人と関わり合つて、交流を深めていくことだと知りました。お話の中ではあいさつのことが面白かったです。舌を出す、抱き合う、キスする、その他いろいろなあいさつのことを教えてくれました。エスペラントで共通のあいさつも知りました。「ボーナン・マテーノン」「ボーナン・ターゴン」などすごいなと思いました。これから、もらったプリントで少しでもエスペラントに興味を持てたらいいなと思いました。6年生の国際理解の授業が楽しみです。ありがとうございました。(K.N)

◆今日はどうもお忙しい中ありがとうございました。国際理解について、いろいろ分かりました。国際理解は他の国と交流していくことですが、その時にどの国でも通じる言葉があることを知りました。小林さんがソウルで出会った事件はそんなことがあったのかなあと思いました。ソウルやドイツであったことは、緑の星のおかげで助かったことも知りました。世界には186の国があって、言葉が8000語もあることを知りました。「バベルの塔」のことは本当にあったことなのかなあ、と思いました。(N.Y)

◆今日は本当にありがとうございました。変なあいさつがありましたね。特に、舌を出すあいさつが気に入りました。僕にとっての国際理解とは僕達とは違う国と分かり合えることが、僕の考える国際理解です。僕もエスペラントを習ってみたいです。本当にありがとうございました。(O.S)

◆先日、国際理解についていろいろ教えてくれてありがとうございました。僕は国際理解についてよく知らなかったけど、小林さん達が教えてくれたおかげで、いろいろ知ることができました。小林さんはいろいろな世界を旅していたのがすごかったです。これからも国際理解について学んでいきたいです。最後になりましたが,国際理解とは世界と交流を深めていくことが分かりました。ありがとうございました。(H.Y)

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