エスペラント散策記

  本体価格: 1,000円
  著者: 広瀬香苗
  発売: 財)日本エスペラント学会
  印刷: 有)三青社
  カバーカット: 広瀬まどか
  大きさ: 新書版スタイル, p265
  2003年11月発行
  ISBN: 4-88887-032-2 C0295


広瀬 香苗
本書に収めたのは1996年からおよそ7年の間、「文章研究グループ・大隈塾」で学びながら書いたエッセイである。内容によって8つの章に分けた。読み返してみると、一つ一つの事柄の説明が重なったり、年月が前後したりして煩わしい箇所もあるが、そのままにした。上木にあたっては「文章研究グループ」主宰の大隈先生、グループの先輩がた、また、エスペランチストの友人たちから助言や励ましを頂いた。校正には家族の協力を得、表紙は娘の色鉛筆画を使って、三青社の小倉光晴さんがデザインしてくださった。
ささやかな出版物に、さまざまなかたがたの力添えを頂いたことを感謝している。
<あとがき>より

大隈 秀夫
広瀬さんは若いころからのエスペランチストである。わたしは身辺雑記よりもエスペラントにまつわる話をまとめる気はないかとアドバイスした。広瀬さんはじみで、口数こそ少ないが、大変な努力家である。毎月、必ず作品を書いて提出した。エスペラントの国際大会へも出席するし、創始者のザメンホフが住んでいたポーランドの旧居へも足を運ぶ。
こうして出来上がったのが本書である。随所にエピソードがちりばめられており、表現も簡潔で的を射ている。世界情勢がきな臭くなっていく現代だからこそ、広瀬さんの労作は貴重な存在で、多くの人々が目を通してくれるよう願っている。
<序に代えて>より
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